2007年5月5日土曜日

風の集まる場所


ハラッパ。風の集まる場所、そういえば1970年代前後の歌や小説に風という言葉がキーワードのようにつかわれているよね、あれって何なんだろう。
風の吹く草原に>きっとお前は,風の中で待っている>だからぼくも風をあつめて>そこにはただ風がふいているだけ>風を見た人>わたしは風>風が道路で焔ふきあげ、街はたちまち焼け色。(アグネスチャン>上条恒彦と六文銭>はっぴいえんど>シューベルツ>天地真理>カルメンマキとOZ>山下達郎)それから、季節のない街に生まれ,風のない丘に育ち(泉谷しげる)とか。温度差、気圧差のある空気の塊の間におこる力の移動。風、時代を少しスライドさせて、風の谷のナウシカ(宮崎駿)は映画の最初は風の音からはじまる。ストイックでヒロイックなちょっと後姿がさびしそうな丘の上に立ち止まった誰かさんがきっとその頃、風と呼ばれていた。いや、自分たちのことをそう呼んでいたのだろうな、でないと。あいつは風だ、そうねわたしもそんな気がしていたの。なんてシーンがこの頃多発して、、いたかもな〜1970年代。あやしいな、恥ずかしいのは一緒か。ひとがなんと俺を呼ぼうともおれはしょせんそこらに吹くただの風さ、しゅたたた、、、(足早に立ち去る音)。誰かに呼ばれようと、自分から心の中に秘めようとも、ストイックでヒロイックで、、ああ、そこまでいろんなことあきらめて我慢して生きてゆかなければならないのね風さんたちは。本当に生まれるのが遅くてよかった〜俺。

0 件のコメント: